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オーガニックシャンプー

ノンシリコンブームで気をつけたいこと

ここ数年、シャンプーに使用されている化学物質を少なくした「オーガニックシャンプー」や「ノンシリコンシャンプー」といた製品が市販品で多く見かけるようになりました。

海外のセレブが愛用しているということで日本に輸入されてきたシャンプー類も多く、ネットの通信販売で探せばまさに星の数ほどの種類の中から選ぶことができるようになっています。

ですがノンシリコンシャンプーがブームになったことで、シャンプー本来の機能がよくわからないまま言葉の響きだけで製品を選ぶ人が増えてしまっていることも事実です。

確かに天然素材を使ったオーガニックシャンプーは皮膚に優しく身体に良い影響をもたらしてくれるものではあるのですが、これまで市販されてきたケミカルシャンプーが全く身体に悪いものだと言い切ることもできません。

また一見「ノンシリコン」や「オーガニック」をうたった製品であっても、実際にはそれに該当するのはほんのちょっとの部分だけで、実際にはケミカルシャンプーとほとんど内容が変わらないなんていうこともあります。

これからシャンプーを購入するときにはまず正しい知識を得て場合によってきちんと使い分けをしていくようにしましょう。

オーガニックシャンプーが向いている人

肌に優しいオーガニックシャンプーですが、全ての人に完全に適した製品というのは残念ながらありません。

人の体質や髪質はそれぞれ異なるものなので、特定の成分に対してのアレルギーや体質的な得意・不得意のために思うような効果が出にくいということがあるからです。

ただし、市販されているシャンプーやコンディショナーでは肌に合わず頭皮や毛髪に荒れが出てしまったり、フケやかゆみが止まらないという人は化学物質そのものが肌を傷つけていることが考えられるので、天然素材を使った完全無添加の製品に切り替えることがおすすめになります。

この時には単に「天然素材配合」といった曖昧な文言の製品ではなく、きちんと原材料にこだわった作りをしているものを選ぶのがポイントです。

逆に市販品でそれほど肌荒れなどは感じていないという人なら、完全に無添加の製品に変えるのはちょっと待った方がいいかもしれません。

というのは、市販品のケミカルシャンプーに多く含まれるシリコンは、本当ならば傷んでいる髪の毛をしっとりと見せるためのコーティングの役割をしているからです。

つまり天然素材のシャンプーに切り替えてシリコンが落ちてしまうと、本来の傷んだ髪の毛がそのまま表にでてきてしまうのでしばらくはずっと髪の毛が傷んだ状態で我慢をしないといけなくなります。

シリコンシャンプーもきちんと製品テストをして人体に毒とならないように検査をされていますから、一方的に悪と決めつけず上手に使い分けていくようにしたいところです。

シャンプーの価格は香りが大半

もう一つシャンプー選びで注意したいのが、高価なシャンプーが必ずしも性能が良いというわけではないという点です。

海外セレブ御用達のシャンプーというとまさに最高級品というような印象がありますが、シャンプー本来の頭皮ケアということで比較をすると市販品とそれほど変わりが無いものもいくつか存在しています。

これはそのシャンプーのコストの大半が香り成分の生成に使われているためで、肌質にあったものであるかどうかはまた別の問題になります。

あまり価格やブランドにこだわり過ぎるのではなく、自分の体質にあったシャンプーを丁寧に選んでいくようにしましょう。