夏場の日焼け止め選びで注意したいこと
夏が近くなってくると、晴れた日に表にでるとじりじりと肌を焼くような熱を感じるようになります。
梅雨明け頃から急激に強くなるのが太陽光ですが、実は日差しに含まれる紫外線は関東地域では3月頃から急激に上昇をしてきており、5月になるとほとんど夏場と変わらないくらいの日差しが注ぐようになります。
ですので毎年日焼け止め対策をしているという人も、実際に日差しの暑さを感じる初夏の頃からではなく、もう1ヶ月くらいは前倒しをして行うことをおすすめします。
しかし普段化粧品や洗顔石鹸に天然素材のものを使用している人も、案外日焼け止めについては無防備であったりします。
日焼け止めは市販品のほとんどが乳白色の液体で、使用をするときには手にとって肌に広く塗りこんでいくようにします。
ですが肌ケアを行う美容製品と違って日焼け止めは肌にとってよくない影響を与えるものが多く、日焼け止めのために肌荒れを起こすというケースもあります。
最近は「ノンケミカル」の日焼け止めも登場してきているので、どのくらいの防御効果があるかとともに肌への影響もしっかりと意識しておきましょう。
日焼け止めの種類について
肌が弱い人向けの日焼け止め製品としては「ノンケミカル」「オーガニック」「自然派」「天然成分配合」「無添加」といった用語で紹介をされています。
しかしこうした文言は一定の基準にそってつけられているものではなく、例えば「天然成分配合」とあるような製品では全体のうちのわずかでもその成分が含まれていればそのように表記してもかまわないというふうになっています。
全てが悪質な表記をしているとはいいませんが、広告の文句だけを頼りに日焼け止めを選ぶのは危険であるということはしっかりと頭に入れておいてください。
正しく日焼け止めを選ぶには、まず広告のキャッチフレーズだけでなくきちんと内容成分まで確認をすることが大切です。
「国産100%天然オーガニック」というふうに、生産地やどのくらいの割合で含まれているかといったところまで調べればかなり選び間違いを防ぐことができます。
またお店での市販品の場合、在庫として残ってしまうリスクがあるので保存期間が短い完全に天然成分で作られた製品はあまり置かない傾向があります。
予約制の通信販売のものなら、注文があった数量を製造する方法がとれるので、定期的に鮮度の高い安全な製品を購入することができます。
正しい日焼け止めの使用方法
どんなに優れた製品であっても、きちんと正しく使用をしていかなければ日焼け止めの効果をうまく発揮することができません。
日焼け止めにはSPAやPAといった紫外線防御の基準が表記されているのですが、この数値が高いからといって一日ずっと効果が持続するというわけではありません。
日焼け止めを使用するときには一度にまとめて行おうとはせず、出先で塗り直しをするなどこまめなケアの継続を気をつけるようにしましょう。
また肌につけるときに塗りムラがあると日焼けがそのムラに沿って起こるようになってしまいます。
よい日焼け止めを使うと白浮きがないため肌がキレイに見えて便利なのですが、油断をして塗り忘れがないように丁寧に肌につけていってください。