大ブームのランニングを始めてみる
今やランニングは大ブームと言われるスポーツとなっており、東京マラソンなど有名都市で開催されるイベントでは数十万人もの人が集まるほどです。
人気のランニングコースでは天候の悪い日でも多くの人が走っている様子を見かけることができるほど、熱心な市民ランナーたちも多くなっています。
知り合いにもランニングを趣味にしている人が何人かいるのではないかと思いますが、そうした姿を見るうちに自分でも始めてみたいと思う瞬間があることでしょう。
ランニングのよいところはどこかの教室に属したり先生に教えてもらったりということをしなくても、自分だけで手軽に始めることができるということです。
ランニングを継続することで健康増進や体力づくりだけでなく、ダイエット効果やストレス解消もできるので、忙しい社会人にこそぜひとも積極的に取り組んでいってもらいたい運動と言えます。
ただ注意したいのがただ走るだけのランニングでも、かなりの頻度で怪我が起こってしまうということです。
慣れないうちは決して無理をすることなく、地道な体力づくりから進めていくことが重要です。
ランニングは体質改善ができる
ランニングを長く続けている人からよく聞かれるのが「体質が大きく変わった」ということです。
最初は気軽な体力づくりのために始めたランニングであっても、続けていくうちに身体全体が引き締まっていくのを実感することができるので、次第に「もっと速く」「もと長く」といった目標を持つことができます。
始めたばかりの人は嫌々走っていたりもしますが、慣れてくると走ることそのことが楽しいと感じられるようになってくるので、長距離を走っても呼吸が乱れることがなくなったり、体温が上がりすぎて苦しくなるというようなことが少なくなります。
ランニングの醍醐味はまさにこの「自分の身体が明らかに変わっていく」という実感にあります。
普通の食事制限によって落とした体重と、ランニングで落とした体重では目標体重になったときの体型が明らかに異なるので、長期的なリバウンドを防ぐためにもとても役立ちます。
女性の場合には特に運動をしたときにつきがちな筋肉がたくましくならず、ほっそりとした体型のまま身体の内側を丈夫にしていくことができるのでスタイルアップをすることができます。
怪我をしないことが続けるための秘訣
ただしランニングは続けることで筋肉や骨に大きな負担をかけてしまうので、無理は絶対に禁物です。
よくあるのが、ランニングを始めて数週間くらいのちょっと長く走れるようになってきた時期の怪我です。
ダイエットに効果が高いランニングといっても、一週間そこそこ続けたくらいで劇的に体重が落ちるということはありません。
体重が落ちないうちに膝に負担をかける走り込みを続けてしまうと、疲労が蓄積されきった時期に大きな怪我になってでてきてしまうことがよくあります。
一度膝や足首を傷めてしまうと完治するまで数週間がかかるのが通常なので、その間にモチベーションが落ちてしまい、それでやめてしまうようなケースがあります。
ランニングで効果を出していくためには、ペースを守って長く続けていくということが最も重要です。
いつものコースを走っていて身体に違和感を感じたら無理をせず、その日は早めに切り上げるなどして身体を守ることを再優先にしていきましょう。