今最も注目されている健康法
6月21日は国連が定める「国際ヨガの日」です。
これは2015年より制定されたばかりの記念日なのですが、国連総会で日本を含む175カ国が共同提案国となって提出された動議として世界中から大きな関心を受けました。
実際に記念日制定から最初に迎えた6月21日にはインド首相であるモディ氏が自らメディアの前でヨガを披露するなど、インドにおけるヨガ文化と世界中への今後の発信をアピールしました。
モディ首相はもともとヨガ愛好家として知られている人物であり、就任後より「ヨガ・アーユルベーダ省」を創設したり、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に世界遺産として申請をするなど熱心な普及活動に取り組んできました。
日本においてもヨガは古くから愛されてきたメジャーな健康法であり、今も新たに始めようとするたくさんの人を迎え入れています。
ヨガが発祥したのは今から4500年以上も前とされており、古代インダス文明の頃からインド地域の健康法として民間で伝承をされてきました。
現在も多くの場所で教本として使われている「ヨーガ・スートラ」はこの頃から既に存在していたもので、現代に至るまで長い歴史による発展が繰り返されています。
参考>>ヨガの発祥と歴史
ヨガの驚きの健康効果とは
ヨガ(Yoga)の語源はサンスクリット語の「つながり」という意味の言葉で、特定の姿勢でポーズをとっていくことで身体の中の細胞と外界とを一体化させて循環環境をつくりあげていきます。
ヨガはインドの伝承医学である「アーユルベーダ」がもとになっており、それは西洋医学のように化学的見地からではなく、思想や精神面での治療をより重視する傾向にあります。
ですので詳しく知らない人から見るとゆったりとした動きでポーズをとっているだけのように見える動作も、ヨガの一環として行うことで単なるエクササイズ以上の効果を得ることができるのです。
実際にヨガを行うようになった人の多くが、血行がよくなり気分が上向きになったり、それまで病気がちであった身体が健康になったというような実感を得ています。
ヨガを行うときには深く深呼吸をしながら、体全体に酸素を回しながら行っていきます。
ですので精神集中をすることができ、日常生活の中でどうしても感じてしまうストレスもうまく解消させられます。
出産前の妊婦さんなど精神的に不安定になりがちな人もヨガのスクールに通うようになったことで安心して出産までの時間を過ごすことができます。
まだまだ進化が止まらないヨガ
日本でも大人気のヨガですが、米国など欧米諸国でも数多くのユーザーがおり、各地でどんどん新しいタイプのヨガも登場してきています。
今人気が高まってきているのがNY発の「エアリアルヨガ」と言われるものです。
「エアリアルヨガ」とは、空中から吊るした大きな布の中に入って姿勢をキープする方法で、床に立ったり座ったりするときにはできないような姿勢もぶら下がるということで楽に行うことができるのが特徴です。
考案をしたのは元ブロードウェイダンサーのクリストファー・ハリソン氏で、自らが劇団で空中アクロバティックを行うときにヨガとの融合を発案したのだといいます。
日本でも新しいタイプのヨガとして大変人気が高まってきており、全国でもエアリアルヨガ教室が開催されるようになっています。
他にも冷え性気味の女性におすすめの「ホットヨガ」なども新しく考案されたヨガのメニューです。
ダイエット目的にも健康増進にも、また精神安定やストレス解消にも使うことができる便利なヨガはこれからも大注目の健康法です。